“えらぶ色”ができるまで
畑の赤土、ビーチにきらめく貝殻、伝統工芸品を彩る藍、漁師さんが水揚げするイカの墨、南国の日差しを浴びてたくましく育つ野菜や果実…。
島にはたくさんの「色」があって、その一つひとつが美しい風土をつくっています。
沖永良部島の魅力が詰まった「色」をお土産にできたら、旅から帰ったあとも島を感じてもらえるかもしれない。
島を離れた人たちが、島を思い出してくれるかもしれない。
島を知らない人たちにも、知ってもらえるきっかけになるかもしれない。
そんな想いからわたしたちは、島の天然資源のなかから着色料(顔料)にできる色素を探し始めました。
島を歩いていると目に留まる、たくさんの鮮やかな「色」。
加工すると不思議と消えてしまう色もあり、そのすべてが着色料として
利用できるわけではありませんでした。
また、美しく咲いている花やおいしく食べられる作物を使うのではなく、
できるだけ未利用資源やフードロスなどの “もったいないもの”を
活用したい、という想いもありました。
失敗を繰り返し、研究を重ね、島の人たちの知恵とお力を借りながら
ようやくできあがったのが、
11種類の天然色素 “えらぶ色”でした。
沖永良部島の自然を映す “えらぶ色”。
島の養蜂家さんの元で眠っていた蜜蝋(みつろう)や
特産品として栽培されているジャガイモの中で規格外=フードロス
になってしまったもの(でんぷんのみを抽出)とかけ合わせ、
「えらぶ色クレヨン」や「えらぶ色のジャガイモねんど」が誕生しました。
“えらぶ色”を使った商品
色のご紹介 ~Color Variation~
(↓クリックすると大きく見られます。)
<使用している色素>
えらぶ色クレヨン:赤土/シマ桑/島みかん/イカ墨/琉球藍/ビーツ/コーヒー/ヤシの実/マンゴー
えらぶ色のジャガイモねんど:赤土/シマ桑/島みかん/イカ墨/琉球藍/ビーツ/貝殻/ローゼル
※商品に使用する色素の種類は時期によって異なります。また、同じ色素でも色味が異なる場合がございます。