糸芭蕉でミサンガを編もう!【動画】
沖縄・奄美地方の工芸品「芭蕉布(ばしょうふ)」をご存知でしょうか?
芭蕉布は、かつては献上品や庶民の着物として広く用いられていましたが、戦争や近代化の影響で一時はその技術が途絶えかけていました。
沖縄で芭蕉布を復興に導いたのが、人間国宝である故・平良敏子さんです。
そして平良さんに弟子入りして技術を継承し、沖永良部島で伝統の灯をつないでいるのが、長谷川千代子さん。
大島紬の伝統工芸士でもあります。
芭蕉布は、バナナによく似た糸芭蕉(いとばしょう)という植物の幹から糸を紡ぎます。
私たちは長谷川先生のご指導のもと、糸を取り出す「ウー引き」という作業をお手伝いさせていただきながら、
取り出した糸の一部を頂戴し、ミサンガ編みキットを制作しています。
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※このキットは現在、沖永良部島内2か所に設置しているご当地ガチャ【てづくりおみやげキット】でお楽しみいただけます。
正直、糸を取り出すだけでも、とてつもなく大変な作業です。
そこから一枚の芭蕉布を織り上げるまでには何十もの工程を経るわけで…
長谷川先生をはじめ、職人さん方には本当に頭が下がる思いです。
作るのは大変だけど、その分、美しくて強い芭蕉布。
誰かが伝統をつながなければ、この灯は消えてしまう。
だから私が-。
先生とお話していると、いつもそんな強い覚悟を感じ、パワーをもらいます。
糸芭蕉でミサンガを編むとこんな感じになります。↓
YouTubeで糸芭蕉を使ってミサンガを編む方法を動画でご紹介していますので、島に来たら、旅の思い出にぜひ試してみてください。
糸がバラついて編みにくいことがあるので、そんなときはこちらをご参考に。