知育におすすめ!蜜蝋ねんどの特徴
古くから土器や陶磁器の素材として使われてきた「粘土」は文字通り、粘り気のある土のことですが、子どもたちが遊ぶ玩具としての「ねんど」には、土以外の素材で作られたさまざまな種類のものがあります。
保育園や幼稚園、学校でおなじみの「油ねんど」や「紙ねんど」の他に、最近では誤飲やアレルギーを配慮して安全性の高い食材で作られた「小麦粉ねんど」や「お米ねんど」、作った作品を長持ちさせることができる「樹脂ねんど」や「オーブンねんど」など、年齢や用途に合わせて最適な種類のねんどを選ぶことができるようになりました。
中でも、知育玩具として注目されている「蜜蝋(みつろう)ねんど」とは、蜜蝋でできたねんどのことです。
蜜蝋とは、ミツバチが巣を作るために分泌する天然の蝋(ろう)のことで、すぐれた保湿力から化粧品にも使用されている安全性の高い素材です。
蜜蝋は常温では硬いため(特に室温が低いと硬いため)手で温めて柔らかくしてから使用する必要があるのですが、この「こねこね」「もみもみ」する作業が手指の運動になるため、高齢者のリハビリテーションにもおすすめです。
また子どもたちにとっては、自らの体温で次第に柔らかくなっていく感覚がとても新鮮で好奇心を刺激するようで、ひたすら「こねてもんで」を楽しむお子さまもいます。
まだ「こねてもんで」が難しいお子さまは、大人が手伝ってあげることでコミュニケーションのきっかけにもなりますよね。
ものづくりの第一歩とも言えるねんど遊びは、子どもたちの創造力や発想力、表現力を育むと同時に、集中力を養うと言われていますが、蜜蝋ねんどにはさらなる知育効果が期待できるのかもしれません。
えらぶ色のジャガイモねんどは、沖永良部島産の蜜蝋とジャガイモ(フードロスを活用)から抽出するでんぷんを混ぜ合わせて作っています。
蜜蝋の特性から気温や室温によって硬さが異なりますが、手の中で柔らかくもみほぐしながら、それぞれの色や香りも楽しんでいただける無添加ねんどです。
↓ はじめての遊び方はこちらをご参照ください。